的確な判断と治療

治療

的確な判断をします

頭痛は、若い人から高齢者まで広い年代で発症するので、それほど珍しい症状ではありません。そのため頭痛を起こしても、病院に受診することなく、放置していることもよくあることです。いっぽうで、放置しているだけでは治らないことや、命に直結する疾患である可能性もあります。こうしたことから、頭痛を起こした場合には、病院に受診することが、やはり大切になるのです。病院において頭痛を診療する科は、複数存在します。例えば、若い人に多発する脳腫瘍がある場合には、頭痛を起こすことがよく知られています。この脳腫瘍に対する治療法として、手術療法を選択する場合には、脳神経外科が治療を担当します。また、同じ脳腫瘍であっても、放射線療法を選択する場合には、放射線科が治療を担当するのです。さらにこれらの治療法は、同時に並行して行わなければならないことも、しばしばあるのです。このように頭痛の場合には、原因となる疾患が同じであっても、担当する科が複数存在します。そこで注意しなければならないのが、頭痛を起こした際に、どの科を選択するのかです。その際にいちばん大切なことは、的確な診断を行うことです。こうした頭痛の的確な診断を得意にしているのが、病院では神経内科になります。神経内科は、頭痛の仕組みをよく理解しているので、症状によって細かく分類します。その上で、他の科に受診すべきときは、適切に連携をしてくれるのです。したがって頭痛を起こす場合には、神経内科を受診すると良いのです。

トリプタン製剤が人気です

こうした神経内科において、とくに受診することが多い疾患が、片頭痛になります。片頭痛は、いったん発症すると、激痛を伴うことによって、日常生活への影響も大きくなる疾患です。例えば、いったん痛みが発症すると、強い痛みのために、起床することすら困難になることもあります。とくに片頭痛は、高齢者において少ないですが、若い年代に好発するという特徴があるのです。その点で、強い痛みで起床することすら困難になると、当然ながら学業や就労を休む必要が生じます。普通の軽い痛みであれば、市販薬を用いるといった、個人レベルで対応することが多くなります。しかし、学業や就労を休むということは、個人レベルに留まらず、社会的レベルの問題になるのです。このような片頭痛の治療を、神経内科は専門に行っています。以前までであれば、消炎鎮痛剤で効果がなければ、エルゴタミン製剤がよく使用されていました。エルゴタミン製剤は、血管を収縮させる作用がありまして、痛みを緩和させる効果が高いのです。いっぽうエルゴタミン製剤は、発症してから服用しても、効果が現われにくいという欠点がありました。そこで開発されたのが、トリプタン製剤です。トリプタン製剤は、発症してから服用しにも、エルゴタミン製剤よりも効果がよく現われます。トリプタン製剤は、血管を収縮させるだけではなくて、神経の伝達にも作用する効果があるのです。そのためトリプタン製剤は、片頭痛に用いる第一選択の治療法として、人気になってきています。